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9社以上の三脚を経て確信。Peak Designの三脚が、スペック表を超えて「持ち出し頻度No.1」になる理由

更新日:5月27日

これまで国内外あわせて9社以上の三脚を使ってきました。現在も10本以上所有していて、用途によって使い分けています。

Gitzo、Really Right Stuff、Manfrotto。定番どころも一通り使ってきましたし、それぞれに良さがあります。 剛性が高いもの、大型機材に強いもの、操作感が優秀なもの。

でも最近、撮影に行く時に気づけば必ず持ち出しているのが、Peak Design(ピークデザイン)の三脚です。理由はかなりシンプル。

軽い。コンパクト。高さが出る。 そして何より、撮影に入るまでが、とにかく速い。

このテンポ感に一度慣れると、もう他の三脚には戻れなくなります。



1. まず驚くのはこれ。「出す・しまう」の展開スピードが速すぎる

Peak Designの三脚に触れて、誰もが一番最初に驚くのが、この“撮影に入るまでの圧倒的な速さ”です。

まず、脚のレバーロックを一気に外します。ここまでは普通なんですが、そのあとが違います。 三脚を下に向けるだけで、「シュッ」と重力で脚が一気に落ちて伸びるのです。あとはレバーロックを固定するだけ。これが本当に速い。

レバーロックも固くないので、寒い冬でもロック解除時に手が痛くなることがありません。ストレスなしでロックできます(締め付けの硬さも調整可能です)。

風景でも、街撮りでも、動画でも、 「今、撮りたい」「光が変わった」「人が来た」という瞬間にすぐ反応でき、実際に使うとかなりその効果がわかります。

レバーロックを全解除
レバーロックを全解除
下に向けるだけでスッと脚が伸びる
下に向けるだけでスッと脚が伸びる

収納も異常にラク

展開だけじゃなく、収納も速いのが特徴です。クリップを解除して、三脚を逆さに向ける。すると、「スッ」と脚が自然に落ちて収まり、あとはロックするだけ。

この一連の動作がとにかく気持ちいい。「三脚出すの面倒だな」が確実に減ります。 三脚って、性能より“使う頻度”の方が大事だったりします。 Peak Designの三脚は、その頻度を圧倒的に上げてくれます。

逆さにして収納している瞬間
逆さにして収納している瞬間


2. でも、自分が一番惚れ込んでいるのは独自の「コントロールリング」雲台

脚の展開スピードに目を奪われがちですが、実は自分がこの三脚に最も魅力を感じ、惚れ込んでいる核心は、この独自の雲台システムにあります。

ピークデザインの三脚は、自由雲台の固定に独自の「コントロールリング」を採用しています。 雲台のすぐ下にある、ローレット加工(ギザギザの滑り止め)された大きなリングを時計回りに回すだけでロックできます。

従来のノブを何度も回す必要がなく、直感的かつスピーディーにアングルを固定できるのが本当に便利。一度これを経験すると、他の三脚には戻れなくなります。自分がいま、最もこの三脚を持ち出す本当の理由はまさにここにあります。

スペック表だけでは伝わらない、使用してこそわかるこのシステムは、ぜひ一度味わってもらいたいです。 【超簡単】アングル調整の手順

  1. カメラを好みの角度に傾ける

  2. コントロールリングを時計回りに少し(90度ほど)回す。

たったこれだけで、ガチッとロックが完了します。 真上へのアングル変更が驚くほどラク


さらに感動したのが、縦方向にカメラを向ける動作です。これが想像以上にスムーズで便利でした。 例えば、

  • 木々に囲まれた森の中で星空を撮る

  • ビル群の合間から空を撮影する

この辺りのシーンとの相性が抜群に良いです。 従来の雲台だと、「少し回して真上に向けられる窪み(スリット)を探す」「真上に変えた後は、雲台固定のノブが奥側に移動してしまうので操作しにくい」といったストレスが必ずありました。

でも、この画期的な雲台システムなら、真上に向けてもどこを向けても、コントロールリングの位置(操作する場所)が変わりません。だから撮影のテンポが一切止まりません。

画期的なコントロールリングシステム
画期的なコントロールリングシステム

3. さらにProシリーズでは“カメラの装着”までもがワンタッチに進化

そして、この素晴らしい雲台システムがさらに進化したのが、新しく登場した「Peak Design Pro Tripod」と「Peak Design Pro Tall Tripod」に搭載された、新しい「Pro Ball Head」です。

雲台自体のロックの手軽さに加えて、今回はカメラの脱着スピードまで恐ろしく進化しました。 手順は、カメラを載せるだけ。以上。

「カチッ」

それだけで完全にロックされます。 従来のアルカスイス互換だと、「ノブを回す > 締め込む > 固定確認する」という流れが必要でしたが、Proシリーズはカメラを載せるだけでワンタッチ固定。

コントロールリングの快適さと、この装着の速さが組み合わさることで、撮影の流れが完全にノンストレスになります。

4. 用途に合わせて選べる4つのラインナップ

現在、Peak Designの三脚はプレイスタイルに合わせて4つの選択肢があります。

① Travel Tripod:軽量・旅行・街撮り向け

とにかく気軽に持ち出せるモデルです。軽くてコンパクト、展開も速い。 旅行や街撮りだと「今日は三脚いいか…」になりがちですが、この三脚なら「一応持っていこう」と思えます。 このサイズ(Travel仕様)でありながら、センターコラムを伸ばすと思っている以上にしっかり高さが出るのも大きな魅力です。

風景写真だと、思いがけない渓流に遭遇し、水の流れを長時間露光で滑らかに捉えたくなった時など、「やっぱり三脚持っていっておけばよかった」と後悔することがあります。 そんな時、この三脚なら確実にバッグに入っている。この差はかなり大きいです。 ピークデザインのスリング10Lなどのカメラバッグにも、綺麗に違和感なく取り付けできます。

トラベルバックパック45Lに収納
トラベルバックパック45Lに収納
ピークデザインスリング10Lのカメラバックにも違和感なく取り付け
ピークデザインスリング10Lのカメラバックにも違和感なく取り付け

② Pro Lite Tripod:軽快さとProの機能性のいいとこ取り

新しく加わったこのモデルは、まさに「Proシリーズの使いやすさ」と「Travelの軽快さ」のいいとこ取りです。 Pro Ball Headのワンタッチ固定やコントロールリングの恩恵を受けつつ、重量やサイズ感が抑えられているため、フットワークを軽くしたいけれど機能に妥協したくない人に最高にマッチします。 ③ Pro Tripod:写真も動画もやる人向け(撮影全部入り)

正直、一番バランスがいいのはこれです。 写真、動画、風景、Vlog、商業撮影、全部いけます。

展開が速い、固定も速い、横の動き(パン)も滑らか、剛性が高い。それでいて、意外とそんなに重くないので、かなり万能です。 一本だけ選ぶならこれが一番おすすめで、自分も最も持ち出し頻度が多いです。

④ Pro Tall Tripod:高さと安定感重視

最大197cmまで伸びる、この高さはかなり強いです。 特に長身のユーザー、野外撮影、傾斜地、超望遠レンズとの相性が非常に良かったです。 超人気撮影地でも、最後尾から高さを出して前方の障害物をクリアして狙うことができます。

左からPro Tall / Pro / Travel
左からPro Tall / Pro / Travel

(右)Travelなのに、センターコラムを伸ばすとPro Tripodより高くなるのも魅力
(右)Travelなのに、センターコラムを伸ばすとPro Tripodより高くなるのも魅力


左からPro Tall / Pro / Travel
左からPro Tall / Pro / Travel

まとめ:この三脚、“使いたくなる”

Peak Design三脚の良さは、数字、スペック、耐荷重だけでは語れません。 本当に良いのは、「撮影を始めるまでのストレス」が極端に少ないこと

展開が速い。収納が速い。雲台の固定が速い。 しかも、そのすべての動作がちょっと気持ちいい。

だから、「とりあえず手持ちでいいか」という妥協が減り、三脚を設置して撮る機会が増えます。 結果として、ブレのない繊細な写真を撮ることができ、作品が生まれるチャンスが広がります。

これ、撮影機材としてかなり重要なことだと思います。 三脚なのに、“使うのが面倒じゃない” Peak Designの魅力は、まさにそこにあります。

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©YoshikiFujiwara
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